
暑い季節、寒い季節、我が子には帽子を着用して欲しい・・・。
しかしそんな親の気持ちを知ってか知らずか、子ども達は帽子を嫌がりますね・・・(汗)。
『近年の夏の暑さは尋常ではない!だから本当に被って欲しい』 そんなお悩みをお持ちのパパママ方は本当に多いと思います。
今回はそんなお悩みに対し、帽子屋として、父親として、これまでの経験と、友人パパママから頂いたお話しを交え、その改善策をお伝えして参ります。
そもそも何故 帽子を嫌がるのか?

パパママの皆さんもご経験があるのではないでしょうか?
テントウムシのような小さな虫が、後頭部に当たる、かすめる、止まるなどした際、意外なほど敏感にそれを感じ、飛び上がるほど驚いたご経験。
これは無意識に大切な頭を守ろうとする、人間本来の本能が働くからのようです。
当然、子ども達も同様です。 特に経験値の少ない子ども達にとっては、その違和感の理由が不明瞭のまま、解決しないままだと苦手意識となって定着してしまいます。
そんな事も踏まえ、対処方法を見ていきましょう。
被る前に防衛本能を和らげる
上記のとおり、予測しないカタチで頭に異物が触れることは、誰でも不快に感じます。
そこで先ずはその防衛本能を緩和させてあげましょう。

お子さんの正面、同じ目線の高さで「お出かけするから帽子被ろうね」と声がけ。優しく頭を撫でてあげましょう。この動作で「ココがアタマだよ」「ココに帽子を乗せるよ」という意識付けが出来ます。次に帽子を被せてあげましょう。この時も必ず正面で、目線は同じ高さで。
そして帽子を被った後、同じように頭を撫でてあげてください。勿論、褒めながら。「カッコいいよ」「似合ってるね~」と。
尚、お子さんが何か他の動作をしている最中にいきなり被せるのはご法度です。ご注意下さい。
「被る」をーー>遊びの延長にする
帽子は嫌がるのに・・・、何故か段ボールやその他の空き箱など、想定外の物は好んで笑顔で被ったりします。これはあくまでもお子さんの遊びの延長線上にある行為。これを「ダメっ!」と制するのではなく、反対に「チャンス!」と捉え褒めてあげましょう。色々と頭に乗せられそうな物も用意し、その延長線上に帽子があれば、抵抗なく被る動作に移るのではないでしょうか?

要は頭に物を乗せる行為に慣れさせることが大切です。 本人の意志を尊重し、遊びながら帽子へと誘っていくのも良い方法です。
パパママが先に被って見せる
小さなお子さん達は経験値が少ない。 しかも頭に対する防衛本能は生まれながらに備わったもの。 故にイメージがつかない物を頭に乗せられる行為は絶対に受け入れられません。
ならば先ず初めに行うべきは・・・?
大好きなパパやママが帽子を被って見せることです。しかも楽しそうに被って見せてあげてくださいね。
この事で、以後自分のアタマの上に乗る物が「あの帽子だ!」とイメージできるようになり、抵抗もなくなって行きます。
何種類か用意し自分で選ばせる
先にも触れましたが、やはり「お子さんの意思を尊重する」ことがとても大切です。
「させられる」より自ら「する」をココでも心がけましょう。
ですので、親のチョイスを押し付けるのではなく、お子さんの大好きなキャラクター、色などを含め何種類か用意する、もしくはお店で自ら選ばせてみては如何でしょうか。 きっと自ら選んだ物のほうが、「被せられる」が「被る」に変わり、愛着が湧くようになる筈です。
我が家では常に数種類の用意があり、その日の気分で自らチョイスし被って出かけています。
『帽子=お出かけ』をイメージに定着させる
ある程度、帽子に対する抵抗感がなくなってきたら次は習慣化ですね。 ココまで来たらそんなに困難な障壁はないと思いますが、ココから大切な事は実際に炎天下で直射日光を避けること、熱中症などの予防です。
被ることの習慣化というよりも、『お出かけ=帽子着用』『お外では帽子着用』です。
お出かけの際、パパママが必ず被っていること。被って出かけられるようにいつでも選べる準備が出来ていること。そして被ったことに対し、いつも撫でて、褒めてあげて下さい。

我が家の場合

玄関に数種類の帽子があらかじめ用意されており、ちょっとした外出でも自分でチョイスし出かけるようになりました。
鉄活へ出かける際は、その日に見に行く路線にマッチしたものをチョイスしたりしています。
我が家の場合は、子供の「好き」を最大限尊重しました。
冬のニット帽に慣れるための新アイテムのご紹介
ニット帽って子どもたちが被っていると、とてもカワイイですよね。
しかし、「チクチク」や「締め付け」「汗蒸れ」などが原因で嫌がる子がとても多く感じます。特に前述のとおり、その違和感は布製帽子に比べフィット感が高い分、それをストレスに感じるケースも多いのだと思います。 でも寒い季節、風邪を引かないためにも暖かくして欲しいと親は思います。
そこで弊社からのご提案です。帽子としても、マフラーとして使用できる『鉄マフぼう』です。
ニット帽子だと嫌がる子も、マフラーなら素直に着けてくれるケースもあります。 ニット製品着用のキッカケとして、このような選択は如何でしょうか?
まとめ
如何でしたでしょうか?
人間として本能的に頭を守ろうとすることからくる、帽子への拒絶感。 しかし親として暑さや寒さから子を守ろうとする気持ちもまた本能。
それを克服する手段方法は無限大です。
今回のそのほんの一部をご紹介したに過ぎません。
是非、上記内容をお試し頂き、みなさんがお気づきになられた点、新たに発見した事などありましたら、共有してくださいm(_ _)m
子供達に笑顔を!
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